「節分」って年4回あるんですね
2月3日の節分の日に豆のことかなんかについて書こうと話題を探したのですが、2月3日の朝刊は節分の話題はほぼスルー。
「大寒」とか「立春」は朝刊一面の日付の下に明記されますが「節分」は記載なしです。
節分は季節の言葉ではないの?
そこでよくよく調べてみると、節分というのは「季節の節目」の意味で、 季節が変わる前日のことを指すそうです。季節そのものを表す言葉ではないんですね。
今日から春ですよ~という日「立春」の前日が節分です。
それだけでなく、「立夏」「立秋」「立冬」の前日も節分ということになります。
正式には節分は年4回あるんです!知ってました?
私はアラフィフになるまで気にも留めなかった(^-^;
節分と言えば豆を撒きをしたり恵方巻を食べるというイベントが発生する日縁起のいい日というくらいの認識でした(-_-;)
2月の節分だけが盛り上がっているのは厳しい冬を超えてやって来る春はやっぱり昔から格別だったんでしょうね。
季節は4つだけではない
ついでに掘り下げますと季節は4つだけではありません。
暦の上では24も季節があります。
これを「二十四節気」といいまして、この24の季節を表す言葉が朝刊一面の日付下に記載されます。
節分は二十四節気のどれでもないので朝刊一面の日付下には記載されないようです。
例えば「立春」は春の始まりの日で、この日を境に寒さが和らいでいくという意味もあります。
冬の終わりの日に…
実は2022年2月3日、冬が終わり春がやって来ようとするその日に、やくそう会はとても大事な人を失いました。
やくそう会の活動が始まるきっかけを作ってくださったE先生です。
あまりにも早すぎる訃報に、もの書きか何かしていないと心が落ち着かず、この記事を書いています。
7年前から薬草関連事業に尽力され、やくそう会の販売事業の責任者として市や生産者との協議に奔走していただいていましたし、現在製作中の日向市有用植物ガイドブックの原稿も積極的に執筆していただいていた矢先でした。
今まで書いていただいたガイドブックの原稿は、タラノキ、センブリ、アカネ、アオツヅラフジ、サンショウ、ニホンカボチャ、ススキなどなど多数です。
在りし日の夢
日向市有用植物ガイドブックの完成を目標にみんなの先頭を走って頑張っていらっしゃっただけに残念でなりません。
なんともいえない虚脱感を覚えているのは私だけではないはずです。
残された私たちができる一番の供養は、先生の意思を受け継ぎ、ガイドブックを早期に完成させて、先生の夢をしっかり実現させること。
先生はこの世にはいなくなってしまいましたが、皆の心の中にはこれからも生き続けるでしょう。
E先生が私たちに点してくれたやくそう会の灯を、これからも会員皆で絶やすことなく灯し続けていきたいと思います。
タラの芽の 芽吹くを待たず
逝く人を 偲びて誓う
在りし日の夢