あの時の苗が成長
6月24日に鹿川渓谷に薬草観察に行った帰りに道の駅 北方で買った苗から育てたセイヨウノコギリソウが花期を迎えています。
セイヨウノコギリソウはその名の通りノコギリのような葉が特徴的で、夏に小さくて可愛い花をたくさんつけます。
なぜこの苗を買ったかというと薬草だからです。
買った時は知識に乏しく、在来種のノコギリソウとばかり思って買いましたが、よくよく調べてみると外来種のセイヨウノコギリソウでした(^-^;
在来種との違いは葉の切れ込みが深くて細いところと花の形状など。
でもノコギリソウ同様に薬用できるようなのでセーフ(^-^;
利用するほどの株は植えていませんが、庭の薬草コレクションとして1株だけ育てています。
繁殖力が強いようなので、あえて施肥してないところに植えたところ、立派に開花してくれました。
和風、洋風どちらの庭でも合うと思います。
多年草なので大切に育てれば毎年花をつけてくれるはずです(^^♪
次女と初めて薬草観察に行った記念に植栽したものなので大事に育てたいと思います(^^♪
そのうち株が増えたら利用も考えてみます(^▽^)/
有用植物メモ
植物名和名(漢字)
セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)
学名
Achillea millefolium L.
科名APG
キク科
生薬名
西洋蓍草(せいようしそう)
花期】
7~8月
使用部位
地上部、花
採取と調製
夏に開花したら地上部を刈り取って日干し乾燥
効能
- 止血作用、抗炎症作用、胃液分泌抑制作用、血圧降下作用の報告がある
- 建胃,強壮,発汗,調経に用いる
民間療法
- 健胃,強壮,発汗,調経に乾燥した全草5~10gを水400mLで半量になるまで煎じて3回に分けて服用。
【参考:在来種ノコギリソウの使用法】
- かぜ、健胃、強壮、下痢などに乾燥した全草を煎じて分服
- 神経痛に乾燥した地上部1回40gを入浴剤にする
- 咳・痰に生花40gに熱湯を注いだ蒸気を吸入
- 傷・止血に新鮮な葉を良く揉んで患部に当てる
注意事項
- キクアレルギーの方は避ける
- 妊娠中は使用しない
- 多量に使用しない
参考文献はこちらの【薬草・植物】の章をご覧ください(^▽^)/