3月19日に生まれ故郷の椎葉村で椎茸の種こま打ちを体験しました(^^♪
この日は山桜が満開で癒されましたよ~(^^♪
私が小学生の頃まで父母が椎茸栽培をしていたので幼いころに種こま打ちを手伝ったことはありましたが、かれこれ40年ぶり(^-^;
この日一緒に作業を行った都会育ちの嫁ちゃんと次女は初体験です。
椎茸原木栽培のおおまかな手順は以下の通り。
- 植菌(菌の植え付け)
- 仮伏せ(菌の活着をはかる)
- 本伏せ(発生を促す)
種こま打ちはこのうちの「植菌」の工程になります。
椎茸種こま打ち 2023年3月19日
種こま打ちは「ほた木」にドリルで穴を開け、その穴に種こまを打ち込む作業です。
「ほた木」とは椎茸の種こまを植え付ける木のことで、主にクヌギを使います。
先ずはドリルでほた木に穴を開けます。
穴あけは父が担当。けっこう年いってますが活き活きしてます(^^♪
こちらが市販の種こま。この木片の中に菌糸が培養されています。
あけた穴に種こまを入れ、金づちで打ち込んでいきます。
母、嫁ちゃん、次女そして私の4人で打ち込みました。
次女は初めての体験(^^♪
ほた木20本ほどの作業を5人で約1時間かけて終了。
夢中で種こま打ち込んで、私は子供の頃を思い出しましたし、嫁ちゃんと次女にとっては初めてのいい経験になりました。
種こま打ち(植菌)後の工程
写真を撮り忘れましたが、この後、種こまを植え付けたほた木を横積みにして黒いネットをかぶせる仮伏せを行い、菌の活着をはかります。
そして、打ち込んだ部分が白く発菌したところで、下の写真のようにほた木を組んで本伏せを行い、椎茸の発生を促します。
露地栽培の場合、上の写真のように成長し、約2年で椎茸が収穫できるようになるそうです。
この日はすでに成長している椎茸を収穫させていただき、その場でバター焼きにしました。
採りたてはやはりうまい!
2年後の成長と収穫が楽しみ~(^^♪
種こま打ちしたほた木に立派な椎茸が育つことをわくわく想像しながら、椎葉村を後にしました。
今後の経過は追ってご報告いたします(^▽^)/
今回ほた木は親戚のNさんからご提供いただきました。この場を借りて深く感謝申し上げますm(__)m
もぎりとりて
いまだ露けき 椎茸を
買へと持て來ぬ 春日の縁に
若山牧水,「山櫻の歌」
【おまけ】椎茸のバター焼き
【材料】
- 椎茸・・・・・4個
- サラダ油・・・大さじ1
- 酒・・・・・・大さじ1
- バター・・・・10g
- 塩コショウ・・少々
- パセリ・・・・みじん切り
【作り方】
- 椎茸の石づきを切り落とす
- 縦半分に切る(大きいものは4等分)
- フライパンにサラダ油を熱し椎茸を入れて焼き色をつける
- 酒を加えてふたをし1~2分しんなりするまで蒸し焼きにする
- 4に塩コショウをふりバターを加えて溶かし炒めからめる
- 最後にパセリをふる
※今回はパセリがなかったので野生のミツバをみじん切りして振りかけてます
【参考サイト】
菌興椎茸協同組合ホームページ