ご挨拶の言葉
みちをブログへご訪問いただきありがとうございますm(__)m
10月29日に「第3回みんなの薬草観察会」は盛会のうちに無事終了いたしました。
ご協力いただいたすべての皆様方に深く感謝申し上げますm(__)m
参加者の皆様にもきっと喜んでいただけたのではないかと思います。
開会式でご挨拶する機会を頂き、改めて薬草観察会の魅力を伝えたいと思い、以前書いた「薬草観察4つの効能」の記事内容を基に話を組み立てました。
考えているうちに、薬草観察にはもう一つ効能があるのではと考えるに至り、それについてお話させていただいた次第です。
5つの効能
私たちは薬草の活用をお勧めする立場にはあるのですが、それ以上に、さらに一歩進んで「薬草観察」をお勧めするものであります。
薬草観察には以下の5つの効能があると考えます。
①薬草やその文化を学習すると博識になり脳が活性化する。
②薬草を知ると外に出て確かめたくなる。野山を歩きながら薬草を観察すると心地よい運動になる。
③野山を歩きながら豊かな自然の中で植物の緑や花を眺めるだけで癒しの効果がある。
④頭と体で薬草を学んだら、先ずは料理やお茶など気軽な利用法に挑戦。ポリフェールなどの体によい成分を取り込んでなんとなく体調が良くなる。
⑤薬草という宝の山に囲まれていることに気づき、自分の住んでいる地域が好きになる。
話をまとめると、頭にも体にもよく、癒されて食につながり、健康になって、自分の住んでいる地域が好きになるということ。
薬草観察の効能はこの一連の好循環にあると考えます。
こう考えれば、薬草に興味が湧いて今回薬草観察会に足を運んだこと自体、「効果あり」ということになりますね(^^♪
先ずは気軽に活用を
最初から高度な知識を身に着けて病気の治療に使おうとするのではなく、先ずは手に入りやすくて作用の穏やかな薬草をいくつか覚えて下さい。
そしてその薬草を、過度に薬効は気にせず、食材や茶材として気軽に利用してみることからご提案します。
たとえば薬草茶を気軽に毎日続けていると、「そういえば最近、風邪ひいてないなぁ」といった具合に効果が現れてきます。
そこで効果が実感できたら、少しずつステップアップしていけばよいのです。
薬草の活用が難し過ぎると、効果が実感できないままやめてしまうということになりかねませんからね(^-^;
ライフワークとしての薬草観察
薬草の学習は薬としての知識だけでなく、歴史や文化など幅広い分野に及ぶため、奥が深く終わりがありません。
趣味や教養、また健康管理の一環としてライフワークにできる分野だと思います。
民間伝承されてきた薬草は、必ずしも科学的に証明されたものではありませんが、その機能性と情緒性の両面から人々の心や体を癒し、自然治癒力の向上に貢献してきたと言えます。
私たちは薬草を病気の治療に使うよりも、普段からお茶や食材として適度に取り入れることで、病気の予防目的で利用することをお勧めします。
もし、本格的に病気になったら薬草ばかりに頼らず、病院を受診して適切な治療を受けてください。
それだけはお約束頂いて、楽しい薬草ライフをお過しご頂けましたら幸いです。