連載39回目の薬食同源「男の弁当」。
今回の食材メモは「にんじん」。
人参は弁当にしょっちゅう入れますが、特に「人参サラダ」は常備惣菜として不動の地位を占める定番中の定番。
食べ飽きないし、赤色の惣菜が少ないので彩りにも重宝してます。
今回はそんな「にんじん」について勉強してみました(^▽^)/
実録!男の弁当2023/6/5~6/10
ゆで鶏弁当|6月5日(月)No.307
【コメント】
ゆで鶏は人参と玉葱の薄切りと一緒に味付けなしでゆでるだけ。後で薬味醤油で調味します。風味添えにシソがいい仕事しますよ。
かじきの生姜煮弁当|6月6日(火)No.308
【コメント】
カジキが安かったので生姜煮に。ご飯はキノコの佃煮との混ぜご飯です。人参入ってます(^^♪
シーフード焼きそば弁当|6月7日(水)No.309
【コメント】
時々食べたくなるシーフード焼きそば。食べた後すっきりします。魚介類は胆汁の流れを良くするのだとか。花は畑のナスタチウムで食べられます。
魚フライカレー弁当|6月8日(木)No.310
【コメント】
玉葱だけのカレーを作って冷凍しています。必要量解凍して弁当に。カレーに加える水の1/8~1/4くらいを白ワインに置き換えると解凍後の美味しさがアップしますよ。
バラエティ弁当|6月9日(金)No.311
【コメント】
残り物をあり合わせて、肉も魚も両方入れました!
きのこパスタ弁当|6月10日(土)No.312
【コメント】
飲み会の翌日だったので軽めにパスタで。キノコの佃煮を使って唐辛子、ニンニク、醤油で味付けしてます。卵焼きは薬膳チームR先生にいただいたもの。まるでスイーツのような卵焼き。日南市飫肥の郷土料理だそうです。
食材メモ「にんじん」
【旬】
春夏にんじん:4~7月
冬にんじん:11~12月
【五味】甘
【五性】平
【カロリー】37kcal(100gあたり)
【豊富な栄養成分:100gあたり】
カリウム:280mg
カルシウム:28mg
ビタミンA βカロテン当量:9100μg
ビタミンE:0.5mg
食物繊維:2.7g
※赤~橙色はカロテンとリコピンの色
※ビニール袋に入れ冷蔵庫で立てて保存
※葉にはビタミンC、カルシウム豊富
【効能】
- がんや生活習慣病を予防(カロテン、リコピンの強い抗酸化作用)
- 皮膚・粘膜および目の機能を強化(カロテン→ビタミンA)
- 血圧を下げる(カリウム)
- 骨粗しょう症予防(カルシウム)
- 便秘解消(食物繊維)
- 【薬膳】血の不足を補い目の乾燥、視力低下、かすみに(養血益明目)
- 【薬膳】慢性の咳を鎮める(斂肺止咳)
- 【薬膳】胃腸虚弱の消化不良、食欲不振、下痢、便秘など(健脾化滞)
【注意点】
- ビタミンCが不足するのでビタミンC豊富な食材と合わせる
- ビタミンCを破壊する酵素を含有するが、加熱したり酢と和えたりすると失活する
※人参はセリ科の野菜。薬用の朝鮮人参はウコギ科で効能も違います。
参考文献はこちらの【薬膳・山菜】の章をご覧ください(^▽^)/
みちをの感想
子供の頃は香りが独特で苦手だった記憶がありますが、品種改良が進んだおかげで最近の人参はあまくてクセがなく生でも食べやすいですね。
今週の弁当にも人参が計4回入ってます。
特に「人参サラダ」は定番。
「人参サラダ」のレシピをリンクしますのでご参考ください(^▽^)/
カロテンは油に溶けやすいので少量の油を混ぜて調理すると吸収が良くなりますよ。
がん予防になって皮膚にも目にもいいとなれば、50代の私が食べない理由はありません。
これからも弁当に人参料理を積極的に取り入れて健康生活を目指します!(^^♪
最後まで読んでいただきありがとうございますm(__)m