薬草観察記19  小雨降る白浜,牧水公園で薬草観察!

薬草観察記19 小雨降る白浜,牧水公園で薬草観察!

2023年2月27日
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連載19回目の薬草観察記。

今回の観察場所は①白浜(門川町)②牧水公園(日向市東郷)です。

2月24日〜29日頃は二十四節季で雨水、七十二候で霞始靆 (かすみはじめてたなびく)霞がたなびく頃です。

牧水の出身地・日向市東郷町では朝に山々や町全体に霞がたなびく光景をよく目にします。

牧水の短歌に霞を歌ったものが多いのも、東郷の気候と無関係ではないでしょうね。

なにごとぞ

今朝の霞と いふすてて

庭にいづれば 白梅咲けり

若山牧水(白梅集)

【凡例】

(薬)=薬草

(食)=食用

(毒)=毒草

(材)=建材や和紙などの生活用品の材料として利用されるもの

(油)=油の原料になるもの

(観)=専ら観賞して楽しむ植物

(樹)=街路樹、公園樹、防風樹、防火樹などに植栽される植物

(用途不明)=薬用、食用、毒性などの用途が不明な植物※私が勉強不足な場合もあります(^-^;

など

2月24日 白浜(門川町)

ハマダイコン(食)が活き活きしていました。
ハマダイコンももうすぐ開花期を迎えます。
ミツバ(食・薬)。海岸沿いには多いです。葉は吸い物など各種料理に。消炎解毒の作用があり、でき物などに煎服または外用。
白浜の眺め。夏はキス釣りの光景が見られます。
今回初めて遭遇した不思議な岩。地元の有志により丁重に祀られているようです。昔から海の安全を見守ってきたのでしょうか。
金毘羅神社とあります。自然の中の神聖なものに畏敬の念をもつ心が素晴らしいですね。
不思議な岩の裏にはヒメイタビが群生。
ヒメイタビ(食)の果実。ヒメイタビは食べられるとのことですが、食べられそうな果実に遭遇したことがありません(^-^;
ナワシログミ(食・酒)。海岸沿いのものは軒並み結実しています。滋養強壮に薬用酒にしてもよい。

2月26日 牧水公園(日向市)

やくそう会定例観察会で牧水公園内を観察しました。

シダレウメが満開できれいでした~(^^♪香りもよし(^^♪

春の薬草観察会のルート決めと野外調理場の場所探しも兼ねていました。

アセビ(観)が開花。6分咲きといったところでしょうか。
おたまじゃくし!まだ寒いのにカエルは動き出してます(^^♪
シダレウメ(観)ほぼ満開。
きれいですね。香りも良き(^^♪
タラノキ(食・薬)の新芽がもうすぐ出てきそうです。早く天ぷらが食べたい(^^♪
シロバナショウジョウバカマ(用途不明)。山野草らしい清楚で控えめな日陰の植物。もうすぐ満開。
ツクシがでてきました!春ですね!スギナの胞子茎。いわずと知れた春の山菜の代表。
ノビル(食・薬・酒)。鱗茎をゆでて酢味噌和え等に。全草を煎服すると血を補い良く眠れるといわれる。酒に漬けても。
ヒメカンスゲ(用途不明)。カヤツリグサ科。薬用ではありませんが初観察なので掲載。
ツチグリさんにむりやり胞子を飛ばしていただきました(笑)雨の後だったので外皮が開いています。
帰りに牧水記念館と道の駅東郷でお買い物。イチゴが安い季節(^^♪
品種は「さがほのか」。めちゃ甘くておいしかった。先が平たいものの方が甘みが強いです。

まとめ

ツクシが生えているのを見ると、あ~春が来たなぁ~という気持ちになります(^^♪

もうちょっと寒いですが、ポカポカ陽気はもうすぐそこまで来ていますね。

これから新芽がニョキニョキでてくる時期なので、タイミングを逃さず観察と活用をご報告していきますね(^▽^)/

2月24日 白浜(門川町)

ハマダイコン(食),ミツバ(食・薬),ヒメイタビ(食),ナワシログミ(食・酒)

2月26日 牧水公園(日向市)

タラノキ(食・薬),シロバナショウジョウガカマ(用途不明),スギナ(薬・食),ノビル(食・薬・酒),ヒメカンスゲ(用途不明),ツチグリ(用途不明)

【凡例】

(薬)=薬草

(食)=食用

(毒)=毒草

(材)=建材や和紙などの生活用品の材料として利用されるもの

(油)=油の原料になるもの

(観)=専ら観賞して楽しむ植物

(樹)=街路樹、公園樹、防風樹、防火樹などに植栽される植物

(用途不明)=薬用、食用、毒性などの用途が不明な植物※私が勉強不足な場合もあります(^-^;

など