薬膳試作会R4/5/14

薬膳試作会R4/5/14

2022年5月14日
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薬膳試作会開催

薬膳チームのお二人から薬膳試作会がしたい!との要望があり、急遽非公式に開催しました。

午前中にR先生とS先生のお二人が山に行って食材を調達し、午後2時から試作会を開催(^-^)/

手際よく作業が進んでいくのを私がカメラで必死に追い、たりない食材や調味料があれば調達に走るといったいつのも光景が展開ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

今回調理する食材は…

オオバギボウシ

マルバマンネングサ

クサギ

ドクダミ

ツワ

ハコベ

ウマノミツバ

ドクダミ

いずれも山菜や救荒植物とされる食材です。

調理風景

山菜のあく抜きには欠かせない魔法のパウダー「重曹」
クサギも重曹で茹でてあくを抜きます
クサギは重曹で茹でた後1時間以上水にさらします
水にさらしたクサギを天日干し
カラカラになるまで乾かします
このようにカラカラに乾燥したら乾燥剤と一緒にチャック付きポリバックで保存
乾燥保存したクサギを水に戻してクサギ飯などに調理します
オオバギボウシは湯通した後、葉と茎に分ける
葉はソーセージ巻きに調理
串を刺してまとめます
フライパンで焼く
ギボウシの葉でもう一品。茹でた豚肉と一緒にマヨワサビ和え
茎は卵とじに
天ぷらで新しい試み。小麦粉をサラダ油で練ってペーストにした後に水で溶くと天ぷらがカラっと揚がりますよ
ホウロクイチゴとドクダミの新芽の天ぷら
ツワも重曹で茹でた後、水にさらす。あく抜きしないと肝毒性があります。
今回は豚肉との炒め物に調理

完成した薬膳10品

先ほどご紹介した食材がどのように変身したかというと…

天ぷら(ドクダミの葉、ホウロクイチゴの新芽)
ウマノミツバ・アザミ・ギボウシ・ウインナーのかき揚げ
豚肉とツワの炒めもの
ギボウシのソーセージ巻き
ギボウシの茎の卵とじ
豚肉、ギボウシの葉のマヨわさびサラダ
ハコベのサラダ(ごま油+塩)
ゴマ酢しょうゆ和え(ギボウシ、酢、砂糖、しょうゆ)
ゴマ酢しょうゆ和え(ギボウシ葉、酢、砂糖、しょうゆ、チーズ、豚肉…余り物で)
これは斬新!マルバマンネングサのコンソメスープ
全部で10品、いただきま―す!

今回の薬膳Best3

試食後、今回の薬膳ベスト3を選びました。

①豚肉、ギボウシの葉のマヨわさびサラダ

②ギボウシの茎の卵とじ

③マンネングサのコンソメスープ

ギボウシは味にまったくクセがなく、若干のぬめりも楽しめて万能な食材です。茎は小松菜の食感に似ていますので、卵との相性が良く、卵とじが違和感なくおいしかったですよ。

初めて使用した食材ばかりが選出されましたが、他にもハコベのサラダ(ゴマ塩風味)ごま油を使うだけでハコベの土臭さが消えますし、ツワブキの豚肉炒めも山菜の定番らしく安定のおいしさでした。

こちらも新食材ホウロクイチゴの天ぷらは揚げることで茎にあるトゲも消えていましたし、ユキノシタの天ぷらに似て食感がホクホクでおいしかったです。

ギボウシの葉がもう少し柔らかければソーセージ巻きも上位にいけたと思います。

マルバマンネングサのコンソメスープは絶品。隠し味はバターと酢。マルバマンネングサもハコベ同様、生で食べると土臭い味がしますが、コンソメスープにすることで、クセのないシャキシャキの汁物野菜に早変わしました。

クセのある食材がちょっとした工夫でおいしくなる瞬間は感動ものですね(^^♪

薬膳試作会、少なくとも月1回は開催していく予定です!