感謝!
50歳になりました。
昭和、平成、令和と半世紀生きられたことに感謝するとともに、まだまだ成し遂げてないことが多すぎて頑張らねばという気持ちでいっぱいです。
先日、県外に住んでいる娘からプレゼントが届きました。
中身はマッサージブラシ!
育毛スプレー片手にクシでタッピングしていたのを見られていました(^-^;
いつまでも若々しくいてほしいというメッセージだと思います!
そして嫁からはネーム入り弁当箱のプレゼント(^^♪
『Michiwow』は『アクティブなみちを』を表現しているそうです(^-^;
職場でも職員の皆さまからおめでとうの言葉をかけていただきました。そしてこの週末に誕生会を開いてもらうことになりとても楽しみです(^^♪。
この年でいろんな方に祝いの言葉をかけていただけるだけで本当に幸せ者です。
皆様、本当にありがとうございます!
貝原益軒先生に学ぶ
50歳という年をどうとらえるか。
体力も気力も下り坂になってきますので、50歳になったことにネガティブな印象を持つ方もいるかもしれませんが、私は50歳をポジティブにとらえたいと思います。
50歳という年をポジティブにとらえるヒントとして、江戸時代の儒学者で本草学者(薬草の専門家)の貝原益軒先生のお言葉を紹介したいと思います。
人生50にいたらざれば、血気いまだ定まらず。知恵いまだ開けず。古今にうとくして、世変になれず、言あやまり多く、行い悔い多し。人生の理(ことわり)も楽しみもいまだ知らず。
(中略)
長生きすれば、楽しみ多く益多し。日々にいまだ知らざることを知り、日々にいまだ能(よく)せざることを能す。
この故に学問の長進することも、知識の明達なることも、長生きせざれば得がたし。之を以て養生のすべを行い、いかにもして天年をたもち、50歳をこえ、成るべきほどに弥(いよいよ)長生きして、60歳以上の寿域に登るべし
貝原益軒「養生訓」 巻第一 総論 上
【現代語訳】
人生は五十歳くらいにならないと血気がまだ不安定で、知恵も出ないし、昔から今までの歴史的な知識にもうとく、社会の変化にもなれていないので、間違った言も多く、行いに後悔することがしばしばである。人生の道理も楽しみも知らない。
(中略)
長生きすれば楽しみ多くそれだけ益も多い。これまで知らなかったことを日々に知り、月月にいままで不可能であったことも可能になる。だから学問知識の進歩発達は長生きしなければ得られないのである。
それゆえに養生の術を実践し、いかにしても天寿をたもって五十をこえ、なるべくはもっと長生きして六十歳以上の寿の域に達すべきである。
貝原益軒「養生訓」全現代語訳 伊藤友信訳 講談社学術文庫
私はこの下りを見識が広がり人としてのバランスがよくなる50歳からが人生は面白くなると解釈したいと思います。
ただし、面白い人生を送るためには『養生の術』つまりさまざまな健康法を学んで実践し、健康で長生きする必要があります。
貝原益軒先生は本草学者(薬草の専門家)でもありましたので、その『養生の術』のひとつとして薬草の観察や活用を取り入れていたと思います。
先賢の知恵に学びながら、薬草の活用を自らの健康法の一つとして実践し、市民の皆様にも薬草観察会を通して提案していきたいと思います。
薬草を勉強して脳を働かせ、緑に癒されながら野山を歩いて足腰を鍛え、野草を摘んで調理し、自然の旬の滋養を頂く。
心も体も健康になる薬草観察を日々の健康法に取り入れてみてはいかがでしょうか?