連載第26回目の薬草観察記。
今回の観察場所は「日向サンパーク」(日向市)。
日向市幸脇の海岸沿いにあるのどかなキャンプ場です。
11月2〜7日頃は二十四節季で霜降、七十二候で楓蔦黄 (もみじつたきばむ)、楓 や蔦の葉が色づく頃。
海岸沿いではまだ暖かく、緑も花も多いですが、山手の方では紅葉が綺麗な時期ですね。
露霜の 解くるが如く
天つ日の 光をふくみ
にほふもみぢ葉
若山牧水,「山櫻の歌」
【凡例】
(薬)=薬草
(食)=食用
(毒)=毒草
(材)=建材や和紙などの生活用品の材料として利用されるもの
(油)=油の原料になるもの
(観)=専ら観賞して楽しむ植物
(樹)=街路樹、公園樹、防風樹、防火樹などに植栽される植物
(用途不明)=薬用、食用、毒性などの用途が不明な植物※私が勉強不足な場合もあります(^-^;
など
11月5日 日向サンパーク
この日はキャンプ場で職場のBBQ大会があり、一足先に足を運んで薬草観察を行いました。
▼ヨメナ(薬・食)。春先の新芽をヨメナ飯に。乾燥した全草を解熱、利尿剤として煎服。
▼イヌタデ(薬)。中国では開花期の全草を下痢、腹痛、回虫駆除などに煎服。
▼マルバデイゴ(観)。薬草ではありませんが、花がひと際目立っていました。
▼ハマカンゾウ(薬・食)。生薬名「金針菜」。ノカンンゾウ→ヤブカンゾウの順で開花し、最も遅れてハマカンゾウが開花します。ノカンゾウの葉は冬枯れますが、ハマカンゾウの葉は枯れません。薬効はノカンゾウ、ヤブカンゾウと同様と考えられます。
▼ハマゴウ(薬)。果実を解熱、消炎、滋養強壮の目的で煎服。茎葉は茶材にもされます。
▼クコ(薬・食)。葉、果実、根、全てが薬草になる。果実のクコの実は杏仁豆腐のトッピングでおなじみ。
▼ツワブキ(薬・食)。塩ゆであく抜きして食用。10月に掘り取って乾燥した茎・葉または根茎を建胃、食あたりに煎服。
観察後キャンプサイトへ
午前10時半にキャンプサイトへ移動。BBQの準備開始(^^♪
▼ウェルカムドリンクはハーブティーで。東郷産カモミール+レモンバームのブレンド。
▼この日はTさんが高千穂牛を用意してくれました︎^ ^
▼日向市細島で養殖されているヒオウギガイ。濃厚な旨味があり美味!
▼焼きリンゴづくり。中をくりぬいてグラニュー糖とシナモンを詰める
▼アルミホイルに3重に包んで、炭火の中に投入!
▼時間をかけてじっくり焼き上げ、完成!開けた瞬間歓声が上がりました!
▼完成の瞬間を動画でご覧ください!(笑)
▼恒例の焚き火
▼焚き火からの焼きマシュマロ!
▼Hさんがドリップコーヒーもお取り寄せで用意してくれました(^^♪うまし!
まとめ
冬間近ですが海岸沿いは暖かく花を咲かせている植物もまだたくさんありました。
日向市は温暖な気候で海、山、街がほどよく混ざった住みやすい街だと思います。
この地域特性を生かして、海岸沿いでも薬草観察会を開催したいと思っています。
やるならやっぱ日向サンパークかな(^^♪
11月5日 日向サンパーク(日向市)
ヨメナ(薬・食),イヌタデ(薬),マルバデイゴ(観),ハマカンゾウ(薬・食),ハマゴウ(薬),クコ(薬・食),ツワブキ(薬・食)
【凡例】
(薬)=薬草
(食)=食用
(毒)=毒草
(材)=建材や和紙などの生活用品の材料として利用されるもの
(油)=油の原料になるもの
(観)=専ら観賞して楽しむ植物
(樹)=街路樹、公園樹、防風樹、防火樹などに植栽される植物
(用途不明)=薬用、食用、毒性などの用途が不明な植物※私が勉強不足な場合もあります(^-^;
など