薬草観察記14  冬到来!薬草観察会の後は焚き火でほっこり♪ 牧水公園編

薬草観察記14 冬到来!薬草観察会の後は焚き火でほっこり♪ 牧水公園編

2022年12月1日
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連載第14回目の薬草観察記。

今回の観察場所は、おなじみ牧水公園(日向市)

みんなの薬草観察会から約1か月。観察した薬草たちもいくらか姿を変えていました。

色づくものあり、実をつけるものあり、そして枯れるものあり。

【凡例】

(薬)=薬草

(食)=食用

(毒)=毒草

(材)=建材や和紙などの生活用品の材料として利用されるもの

(油)=油の原料になるもの

(観)=専ら観賞して楽しむ植物

(樹)=街路樹、公園樹、防風樹、防火樹などに植栽される植物

(牧)=若山牧水の短歌に登場する植物

(用途不明)=薬用、食用、毒性などの用途が不明な植物※私が勉強不足な場合もあります(^-^;

など

11月26日 東郷町牧水公園(日向市)

季節は冬ですが、樹々もいくらか色づき、紅葉狩りも楽しめました。

黄色くに色づく葉はもともと黄色が葉の中に隠れていて、葉緑素が抜けることで黄色が現れてくるそうです。

薬草観察終了後、焚き火を囲んで昼食会。

焚き火は冬の観察会の楽しみの一つになっています(^^♪

イチョウ(薬)の雄株。黄色い葉がきれいですね。国内では葉のエキスが健康食品で売られていますし、海外では血流改善薬として医薬品で販売されています。但し、アレルギー物質を含むため個人で葉を煎じて服用することは避けてください。市販のイチョウの葉エキスはアレルギー物質を取り除いて製造されています。
一面の落ち葉がきれいでした。
開花期のサザンカ(油・観)。満開は過ぎたようで多くの花は散っていました。
こちらはヤブツバキ(薬・食・油・観)。まだ蕾です。サザンカより遅く開花。
オトギリソウ(薬)。出血時の応急処置に。
イヌビワ(食)。こちらも黄色く紅葉しています。
イチイガシの新芽。冬なのに新芽が生えていました。南国宮崎。冬だけどまだまだ温かいですから。
スミレ(食・薬)道路の縁に一列に並んで生えていました。アリが種を運ぶそうです。
おそらくシラネセンキュウ。薬用にする地域もあるようです。
ソバ(薬・食)。全草に含まれるルチンに血圧低下効果。でもそば粉にはルチンは含まれていません。
ナンテン(薬)。果実に鎮咳作用があり「ナンテンのど飴」など商品化されている。葉に抗菌作用があり、食中毒に生葉をよく噛んで飲みこむ使い方があるようです。
ハゼノキ(薬・蝋)。赤く色づくのはハゼノキの証。ウルシは紅葉しません。
ヒガンバナ(毒)。開花後の冬にのみ葉を茂らせる不思議な植物。他の草が生えない時期に葉を茂らせて太陽光を独り占めするのが生存戦略だとする説があります。
フユイチゴ(食)。ジャム、薬酒に。滋養強壮、老化防止に。
リンドウ(薬)。乾燥した根は生薬の竜胆りゅうたん。建胃薬として食欲不振、消化不良に煎服。薬酒にも。午前中に撮影。開花する午後にもう一度撮影しようと思ってましたがすっかり忘れました(^-^;
観察会終了後キャンプ場に移動。昼食会の準備。
焚き火は冬の観察会後の楽しみになっています。
具沢山でチーズフォンデュ
白ワインをドボドボと。ワインとチーズが馴染むように片栗粉をつなぎで入れています。
たっぷりつけて召し上がれ~(^^♪
Tさんの父から猪肉の燻製の差し入れ(^^♪ 炙っていただきました。めっちゃうまい!Tさんありがとうございます!
日向市細島産ヒオウギガイ。台風の影響か色が良くないですが、味はよし!
焚き火と言えば、焼きマシュマロ!

まとめ

寒くなると、観察できる植物も減ってきますし、体が冷えるので長時間の観察がたいへん

そこで、焚き火。冷えた体を焚き火で体を温めると、すご~く幸せな気分になれますよ。

皆様も冬のアウトドアで焚き火を楽しんでみてはいかがですか(^▽^)/

最後まで読んでいただきありがとうございますm(__)m

11月26日 牧水公園(日向市)

イチョウ(薬・食)、サザンカ(油・観)、ヤブツバキ(薬・食・油・観)、オトギリソウ(薬)、イヌビワ(食)、イチイガシ(樹)、スミレ(食・薬)、シラネセンキュウ(薬)、ソバ(薬・食)、ナンテン(薬)、ハゼノキ(薬・蝋)、フユイチゴ(食)、リンドウ(薬)

【凡例】

(薬)=薬草

(食)=食用

(毒)=毒草

(材)=建材や和紙などの生活用品の材料として利用されるもの

(油)=油の原料になるもの

(観)=専ら観賞して楽しむ植物

(樹)=街路樹、公園樹、防風樹、防火樹などに植栽される植物

(牧)=若山牧水の短歌に登場する植物

(用途不明)=薬用、食用、毒性などの用途が不明な植物※私が勉強不足な場合もあります(^-^;

など