薬草茶の飲み方
みちをブログへご訪問いただきありがとうございますm(__)m
薬草茶作りの基礎知識シリーズ最後の4回目。
今回は「飲み方」について、文献に学びながら私の体験を交えて解説したいと思います。
抽出
薬草茶はいわば薬草の成分を水(湯)で抽出して利用のする方法のひとつ。
薬草茶を作る方法には、薬草を湯に数分間浸す方法(浸剤:Infusion)と、弱火でじっくり煮出す方法(煎剤:Decoction)があります。
浸剤は短時間で飲める利点があり、薬草茶の大半はこの方法で抽出されます。
特に芳香成分を含むミント、シソなどの薬草は、長時間煮出すと成分が揮発しますので、浸剤に最適と言えます。
容器は急須、土瓶、耐熱ガラスを用い、薬草専用にするのが望ましいでしょう。
一般に乾燥させた薬草5gに熱湯100~180mL注ぎ、柔らかい素材で数分間、固い素材の場合は10分ほど置いて、十分に色や香りが出たら茶こしで濾して飲みます。
色が出るうちは何杯飲んでも構いませんが飲みすぎに注意して下さい。
一方、煎剤は根や樹皮などの固い素材を抽出する場合や薬として飲む場合の抽出方法です。
容器は土瓶、アルミ鍋、ほうろう鍋などの容器を使用し、鉄製の容器は使用しないでください。
鉄製の容器を使用すると、鉄と成分のタンニンが反応して別の化合物に変化し薬効が減弱したり胃腸障害の原因にもなります。
専用の煎じ機も市販されていますので購入を検討されてもよいでしょう。
煎じる水の量は、茎葉類など容積のかさばるものは生薬の60倍、根や種子など容積の小さいものは生薬の40倍を目安にします。
例えば、ドクダミの場合、乾燥した茎葉1日量10gを水600mLでとろ火で1/2量になるまで煎じ、1日3回に分けて服用します。
気軽に飲む
薬草茶はお湯を注いで毎日いつでも気軽に飲むことができます。
薬効を過度に気にせず、ポリフェノールなどの体に良い成分を気軽に摂取する感覚で毎日続けて飲んでいただいて構いません。
薬草の量や抽出時間を変えて、自分好みの味に変えることもできますし、薬効を期待するときは濃く煮出してもよい。
しかし気軽に飲めるとはいっても、薬草ですから毎日同じものを長期間飲んでいると一定方向の体調変化を伴う可能性もあり、できれば3~4種類くらいの薬草を常備して、その日の体調や気分で毎日薬草を変えて飲むことをお勧めします。
また、飲みにくい薬草茶は、緑茶、麦茶、黒豆茶など飲みやすいお茶とブレンドしても構いません。
先ずはドラッグストアなどでドクダミ茶、ヨモギ茶、杜仲茶などの市販品を購入し、薬草茶として生活に取り入れてみることから始めてください。
体によいと実感できたら、自家製の薬草茶作りにステップアップしてみるとよいでしょう。
最後に
シリーズ4回にわたって薬草茶の基礎知識についてまとめさせていただきました。
秋の薬草観察会前に自分の勉強のためにまとめさせていただきましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。
記載内容に過不足ありましたら、コメント欄にてご指導いただけますと幸いですm(__)m
薬食同源@男の弁当
しばらく更新していなかったのでまとめて4日分アップいたします(^▽^)/
鯖漬け焼き弁当 |10月11日 No.395
鯖漬け焼き弁当 |10月12日 No.396
鯖そぼろ弁当 |10月13日 No.397
【コメント】
ゴマサバは臭みがあるため、ローズマリー、タイム、生姜汁、醤油、味醂、酒で漬け焼き。
さらににすり鉢でそぼろにし、最後にごまと乾燥しそを加えて何とか臭みを克服しました(^-^;
おにぎり弁当 |10月14日 No.398
【コメント】
おにぎりの具はえんどう豆と鶏マヨです。
みちを動静10月11~15日
▼秋の薬草観察会スポンサー大塚製薬工場様より無償提供分のオーエスワンを寄贈頂く
▼へべす農家K様より薬草観察会で提供する料理にしようするへべすを無償提供いただく
▼W教授から日向来訪のご連絡と面会調整
▼10月13日牧水公園にて薬草観察会ルートマップ作製
〇ガイドブック執筆完了植物数 75