日向カボチャの植え付けから収穫まで|ぼちぼち家庭菜園通信

日向カボチャの植え付けから収穫まで|ぼちぼち家庭菜園通信

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目下、「日向市有用植物ガイドブック(仮)」執筆中ですが、その各論記事のひとつに「ニホンカボチャ」が掲載される予定となっています。

その掲載写真を撮影するため、今年初めて日本カボチャの代表品種、「日向カボチャ」を植えまして、なんとか収穫することができました。

植え付けから収穫までを写真で追っていきたいと思います。

成長の記録

▼3月30日。苗の植え付け。ホームセンター「コメリ パワー」で購入。葉脈に沿った白斑が日本カボチャの特徴。西洋カボチャには白斑がない。

▼使った堆肥はこれだけ。耕してすぐに植え付けOKのオールインワンタイプ。苦土石灰も配合。忙しい方にはありがたい商品です。

5月11日ウリハムシによる被害が目立ち始めたので、虫よけに銀テープを張ったり、木酢液を散布したり対策を施しました。テーピングのセンスはご愛敬で(^-^;どの対策もあまり効果がなく、最終的には手作業でウリハムシを駆除しました。

▼5月20日。雄花が咲いているのを確認。カボチャは雌雄同種で雄しべだけを持つ雄花と雌しべだけを持つ雌花が別々に咲きます。雄花の雄しべの花粉が雌花の雌しべに受粉しないと結実しません。

▼5月24日初めて雌花確認。ちょっと分かりにくいですが、花冠の中央に雌しべが見えます。通常、雄花の雄しべをちぎって、雌花の雌しべに手作業で受粉してあげると着果率が高くなります。人工授粉というんでしょうか。

▼5月26日。花後の雌花。受粉が成功し、着果していれば子房がふくらんでカボチャに成長。受粉に失敗すれば、そのまま枯れて脱落します。写真のものは後に着果していなかったことが判明しました。

▼5月27日。次々と花をつけますが雄花が圧倒的に多い。雌花はたまにしかつきません。

▼6月14日。左は雌しべ、右は雄しべ。雌花を見つけたら、必ず人工授粉を行いました。

▼6月19日。初めて着果を確認(写真左)。まるまる成長しつつあります。かたや受粉に失敗した子房は写真右のようにしぼんで脱落していきます。

▼6月25日。果実が順調に成長。

▼6月30日。しだいに膨らんでいます。

▼6月30日。草に隠れて別の果実が成長していたことに気づきました。うれしい誤算(^^♪

▼7月4日。7月に入って長雨が終わり、日照りが多くなりました。収穫のタイミングがいまいちよくわかりませんが、果皮が白っぽく変色してきたので収穫することにしました。

▼収穫した日向カボチャの大きさは直径10.5cm、高さ8cm。

▼7月6日。もう1個収穫。この日収穫したものの方が小さめで直径9cm、高さ7.5cm。葉は左がアイ、右がシソ。

▼大きい方を割ってみると、なんとみずみずしいこと(^^♪。メロンみたいです。種は目立ちません。もう少し成長を待ってもよかったかな?

▼スライスして天ぷらにしました。

▼我が家は天ぷらに湯豆腐が定番。中央が日向カボチャの天ぷら。

育てやすいカボチャ

食用のカボチャには主に西洋カボチャ日本カボチャがあって日向カボチャは後者の代表品種。

一緒に育てた西洋カボチャはウリハムシの食害にあって、成長しませんでした。

一方、日向カボチャは比較的虫がつきにくく育てやすいと思います。

ニホンカボチャは水分が多く、甘味が控えめなので、天ぷらや大学芋風の調理があっているようです。

甘みの強い西洋カボチャの方がもてはやされますが、日本カボチャも調理次第でおいしくなりますし、栽培が比較的簡単ですので、栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか(^▽^)/

そこここに ギツチヨむきむき 鳴きかはし まひるあかるき 南瓜畑

若山牧水,「白梅集」

▼カボチャの特集記事はこちら(^▽^)/

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