ヒュー!日向、ヒュー!短歌
最近私が記事の中でちょちょい短歌を入れ込んできているので(^-^;なんだか気になっている方がいらっしゃるかもしません。
日向市(東郷町)は若山牧水の出身地であることから、毎年「牧水・短歌甲子園」が開催されるなど短歌が盛んなところでもあります。
日向市は昨年から「ヒュー!日向 、ヒュー!短歌」なるプロモーションを始めました。
日向市は海、山、川といった豊かな大自然に恵まれ、思わずヒュー!と一首詠みたくなるような景色や体験にあふれた場所がたくさんあるので、是非日向の名所を訪れて一首詠んでみませんか、といういわば体験型ツーリズムのすすめでしょうか。
観光スポットで詠んだ短歌を書き込めるパンフレットを各地に配置しているようですので、道の駅などで探してみてください。
このプロモーションに一市民として賛同し、一瞬の感動を永遠のものする「短歌」という文化に親しんでみようと思います。
うまいへたは気にしません。
詠むことに意義があると思うのです。
若山牧水
私たちは若山牧水を抜きにしては短歌を語れません。
若山牧水は旅、酒、自然を愛した大正時代の国民的歌人で生涯に9000首以上の短歌を残しています。
有名な句をいくつか紹介しますと
吾木香(われもこう)すすきかるかや秋くさのさびしききはみ君におくらむ(別離)
父母よ神にも似たるこしかたに思ひ出ありや山ざくら花(海の聲)
花園の花のしげみを抜き出でてゆたかに咲ける向日葵(ひまわり)の花
これらの句に共通点があることにお気づきでしょうか?
そうです、植物です。
植物と若山牧水
牧水が生涯残した9000首以上の短歌の中に2677回植物の名前が登場します。
牧水の自然を愛する心がこの数字からもうかがい知れますね。
品種としては186品種にのぼり、そのうち154品種が薬用植物です。
しかし牧水の短歌は知っていても、そこに登場する植物はあまりよく知らない、情景が浮かばないという方もいらっしゃると思います。
ですから、私たちの役目としては牧水の短歌に出てくる植物を可能な限りホームページやガイドブックなどで紹介し、牧水をより深く理解するお手伝いをしていきたいと考えています。
複数のメディアの中で「牧水ゆかりの植物」を中心にご紹介させていただき、牧水をより深く理解するお手伝いをさせていただきたいと思います。
制作経過は追ってご報告させていただきます!