キンカンで「ポリ活」

キンカンで「ポリ活」

2022年1月16日
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昔は子供のおやつ

庭にキンカン(金柑)がたわわに実っています。

皮は甘く、果肉はすっぱい、皮ごと食べられる手軽なフルーツです。

キンカンといえば私の小さい頃はたいていどの家の庭先にも植えてあって、外で遊んでいる時に、ちぎって食べる子供のおやつでした。

そのせいか、キンカンは買ってまで食べるものではないという固定観念が最近までありました。

自宅の庭のキンカン

買って食べたい

しかし、大人になって完熟 きんかん 「たまたま」を食べて、その甘さと酸味のバランス、やわらかくて食べやすい果皮にイメージが一変。

今では自宅の庭に実っていても、あえて買って食べるフルーツになっています。

その完熟きんかん「たまたま」の出荷が1月13日から始まりました。

「たまたま」 ブランドには基準があって、

糖度16度以上、直径2.8cm以上のものが「たまたま」

糖度18度以上、直径3.2cm以上のものが「たまたまエクセレント」

となっています。甘みが強くて大きいのもを選別しているんですね。

おいしいはずです。

風邪予防や疲労回復に

植物は「動かない」という生存戦略をとっていますので、紫外線などで組織が傷ついた場合、自ら作り出した物質で組織を修復させます。

自分で自分の薬を作っているんですね。

植物自らが作り出す薬の代表がポリフェノールで、組織修復、抗酸化作用、水分保持と1つで何役もこなす多機能な成分です。

その植物にとっての多機能薬を人間が食べると、抗酸化作用、毛細血管の強化、血流改善、美肌効果など人間にとっても良い作用を起こします。

そのポリフェノールは外気や紫外線にさらされる果皮などに多く含まれます

したがって皮ごと食べられるキンカンは、ヘスペリジンなどのポリフェノールを豊富に摂取できる貴重な柑橘類と言えます。

またビタミンCも豊富に含み風邪予防や疲労回復に効果が期待できます。

咳止め、風邪の時に、刻んだ完熟キンカン10個に少量の砂糖と水400mL加えて火にかけ、沸騰したら温かいうちに飲むとよいとされています。

キンカンで「ポリ活」

生で食べるのはもちろんのこと、甘露煮、きんかん酒などの保存食にして毎日少しずつ食べるようにすると健康維持に役立ちます。

コーヒー、ココア、チョコレートなど、健康のためにポリフェノールをたくさんとる「ポリ活」をうたう食品が増えてきましたが、皮ごと食べられるキンカンこそ「ポリ活」に最適と言えるでしょう。

今が旬のキンカンであなたも「ポリ活」してみませんか?

キンカンの花

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