まさに極楽浄土!水沼神社の湖水ヶ池に行ってきました

まさに極楽浄土!水沼神社の湖水ヶ池に行ってきました

2022年7月24日
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ここしかない!

ハスは薬草なので以前から時々記事に取り上げていますが、植物園で撮影したもの以外はハスの写真がありませんでした。

何とか写真に収めたいと近くでハスの花が咲いている場所を探していたところ、7月21日木曜日の読売新聞朝刊・地域欄の記事に目が留まりました。

「神社裏にハスの花 新富」

ここしかない!と思いを定めて、週末の7月24日日曜日に新富町にお出かけ(^^♪

早朝6時30分から日向を出発し、50分かけて新富町の水沼神社へ嫁ちゃんを連れてドライブ。

国道10号線沿いに位置しアクセスは良好。

ハス池の名前は「湖水ヶ池こみずがいけ」です

到着後、一礼して一の鳥居をくぐり境内へ進みます。

境内には初めて見る植物も

境内に入ると、どうしてもいろんな植物に目が行って前に進みません。

初めて見る植物もありましたのでご紹介いたします。

サンカクカタバミ。外来種のようです。初めて見ました。
オオタニワタリ。新芽は食べられるとの文献あり。
今が花期のオニユリ。
カンナ。花が終わっているところもあるのでやや遅咲きですかね。

先ずはお参り

境内の植物を観察しながらゆっくりと進み、二の鳥居をくぐっておやしろの方へ。

すると、おやしろの背後に一面に広がるハス池が目に飛び込んできました。

予想以上のスケールに圧倒されます。

はやる気持ちを抑えてまずはお参り。

お賽銭を入れてパチ、パチ、どうかハスの写真を撮らせてください(人❛ᴗ❛)

神様の許可を頂いて、おやしろ背後の湖水こみずいけの方へ。

圧巻!一面に広がるハス池

やしろの背後へ回ると、湖水ヶ池こみずがいけのほぼ全域を覆うようにハスがびっしりと生えています Σ(゚Д゚)スゲェ!!

ほぼ初めて見るハスにいたく感動 Σ(゚Д゚)スゲェ!!

昔の人がハスに極楽浄土を重ねた気持ちが分かるような気がしました。

開花後の花托かたく。この中に果実そして種子ができる。ハチの巣に似ているのでハチスの別名。

謎のおっちゃん登場!実は…

夢中で写真を撮っていると、私服姿の気さくなおっちゃんが近寄ってきて、この池の歴史やハスの食べ方、遊び方などを慣れた口調で軽快に語ってくれました。

湖水ヶ池の神話・歴史について。ハスは江戸時代に植栽されたようです。奈良県のお寺にあるハスとDNAが一致するそうで、おそらくそこから持ってきて植えたのだろうとおっしゃっていました。
葉を袋状にして上の方を雑草のマコモで縛り、捕まえた虫を入れて即席の虫かごにした
ハスの新芽。新芽の下にレンコンの赤ちゃんができていて、これが絶品。でも採っちゃダメ。
昔はお盆にハスの浮葉にお供え物を載せて飾った
茎の断面はレンコンのような空洞になっている
葉は水をはじく。昔は葉の基部に穴をあけ、茎の空洞と葉に酒を満たして飲んだ。
花托かたくはハチの巣状になり、ひとつひとつの孔の中に果実(ハスの実)が入る
花托の内部の写真。果実がワタにくるまれている。
ワタを取るとドングリ大の緑色の果実。乾燥させたのが生薬の蓮実れんじつ。開花後2~3週間くらいのものと思われる。
緑色の外皮をむくと白いはいが現れる
この時期の実は柔らかく甘みがあって、そのまま食べられる。乾燥させると生薬の蓮子れんし蓮肉れんにく

ハスの実まで味見させて頂いて感心しながら話に聞き入っていると、最後の方で、

私ここの宮司なんですよ

どうりでお詳しいはずです。

様々なご縁が重なってたどり着いた水沼神社と湖水ヶ池。

宮司さんのガイド付きという最高のご縁もありました。

実に清々しい気持ちで「日向市有用植物ガイドブック」出版の成功を祈願しながら、神社を後にしました。

ハスは午前中に開花し、午後に花を閉じる習性があります。

7時頃が最も開花し、8時過ぎると花弁を閉じ始めます。

そして2回ほど開閉を繰り返した後に花弁を散らすそうです。

大輪の花を観賞したいなら、7時頃を目安にお出かけください。

↓↓こちらの記事もあわせてどうぞ(^▽^)/

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