連載34回目の薬食同源「男の弁当」。
今回の食材メモは「たけのこ」。
今の時期スーパーでもよく見かけますね。
弁当には筍ご飯、煮物、きんぴらと計3回登場しています。
たくさん採れてあく抜き処理に大忙しの方もいらっしゃるのではないでしょうか(^-^;
実録!男の弁当2023/4/10~4/15
肉団子弁当|4月10日(月)No.264
【コメント】
花ワサビは初食材。ほろ苦い春の味わい(^^♪
筍ご飯弁当|4月11日(火)No.265
【コメント】
椎葉村産のたけのこが手に入ったので嫁ちゃんが炊き込みご飯にしてくれました。
新鮮でうまし!
シーフード焼きそば弁当|4月12日(水)No.266
【コメント】
いか、えび、ほたての定番シーフード焼きそば。
食べた後、胃腸がすっきりします(^^♪
胆汁の流れが良くなるとか。
アジアントリオ弁当|4月13日(木)No.267
【コメント】
肉団子、蒟蒻チリ、もやしナムル、好相性アジアンテイストのトリオ。
ワラビを豆板醤+甘酢で和えてみましたが、いまいち味が決まらず残念(^-^;
塩鮭弁当|4月14日(金)No.268
【コメント】
ワラビは酢味噌和えがシンプルでおいしい。
筍はきんぴらにしました。
花はルッコラ。食べられます。
いか飯弁当|4月15日(土)No.269
【コメント】
いか飯は漬け汁も煮詰めて飯に混ぜこみましたが、ちょっと濃かったけど味はよし(^-^;
煮しめが作りたくて簡単な素材で練習。
筍も入ってます(^^♪
食材メモ|「たけのこ」
【旬】
- 孟宗竹:3月中旬~5月
- 上記に続いて淡竹、真竹と続き5~6月頃が旬
【五味】苦
【五性】寒
【カロリー】26kcal(100gあたり)
【豊富な栄養成分:100gあたり】
カリウム 520mg
タンパク質 3.6g
食物繊維 2.8g
ビタミンB1
ビタミンB2
※グルタミン酸、チロシンなどのアミノ酸系のうまみ成分を含む
【効能】
- 便通改善、整腸作用(食物繊維、不溶性セルロース豊富)
- 大腸がんの予防(有害物質を吸着して排泄する)
- コレステロールの吸収を防ぐ
- カリウム豊富で血圧降下
- 余分な熱を冷まし、痰をとり咳を止める
- 満腹感を得やすい(食物繊維は消化が遅いので)
- 抗うつ、抗認知症効果に期待(神経伝達物質の原料チロシン含有)
【注意点】
- 高カリウム血症の方は摂りすぎ注意
- 体を冷やすので山椒、生姜など温性の食材と合わせるとよい
- 食べすぎると消化が追いつかず胃がもたれる
参考文献はこちらの【薬膳・山菜】の章をご覧ください(^▽^)/
みちをの感想
4月になるとたけのこを頂くことが多く、毎日のように食卓に上ることも。
たけのこは鮮度が命で、採取して放っておくとどんどんえぐみが強くなってきます。
堀り採ったらすぐにあく抜きして調理しましょう。
腸のお掃除をしてくれるので大腸がん予防に一役買ってくれそうで、50歳過ぎた私にはありがたい食材です。
水煮たけのこに白い粉が着いていることがありますが、これには神経伝達物質のドパミンやセロトニンの原料となるアミノ酸(チロシンなど)が含まれます。
ドパミンやセロトニンはやる気や精神安定にかかわる神経伝達物質。
洗い流さずそのまま食べると気力アップが期待できますね(^▽^)/
上手に活用して旬のたけのこから元気をいただきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございますm(__)m